部屋の床に、イチョウの葉が落ちていた。
一枚。同化しそうな色で。手に取ったら、パリパリと、ふれたら崩れそうな葉だった。
ほぼ日手帳を先日買いました。
その前に、以前の手帳を読んでいて、きっとそこから落ちたのだろうと思う。
4年前。恋人と初めて遊んだ時のイチョウの葉だ。
銀杏並木を2人で歩いたのです。
大きなイチョウの葉があって、確か笑いながらそれをしまった。手帳に。
昔の手帳を読むと、いろんなことが思い出される。
何でもない日々が淡々と続いているようで、全然そんなことはないんだと読み返すと思い出される。
そういう手帳なんだなあ。
暮れに動物園に行って、そのときもきれいな葉を拾った。
手帳に、4年前と同じように、私は、仕舞いました。