自分の教科書を5冊あげてみた。

久しぶりに外をゆっくりと歩いてみると、落ち葉が緑から黄色や、オレンジに変わっていて、ああ、秋が来たんだな、と季節の移り変わりを肌で感じました。そんな中、よく目をこらすと、栗が落ちていました。あ、秋が落ちている、と。小さい秋を見つけられて、なんだか嬉しい気分。

やっと試験も終わったし、本を久しぶりに読もうかと。

 

そんなこんなで、すこし前に、こんな記事を読みました。

waterman.hatenablog.jp

この考えが、なんだかすとんと落ちて、あ〜そうかもな〜と。

 

この場合、私が大好きで何度も繰り返し読んでいる本が、教科書に値するかなと思って10冊選んでみたよ!!(結論としては、10冊もなかった)

 

まずは、もう何度読み返したか分からないくらい読んだこちらから。

1 わたしをつくった一冊

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

書店員時代に買った本です。どうやって出会ったのかな〜?覚えてない。おそらくたまたま茶道に関する棚にあったのでしょう。そして、たまたま出会ったのでしょう。けれど、確実にわたしの一部をつくってくれた本と言っても間違いありません。茶道を習ってない人にもぜひ読んでほしい。

「生き方」の本です。私の師匠が話す、伝えてくれることと似たようなことがたくさん書いてあって、より親近感がわきました。

本の中でいちばん好きなフレーズ。ほんとうにその通り。だと思う。

会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

 

 

2 日々の営みの中の料理

夜中にジャムを煮る (新潮文庫)

の、が多くなったな・・・。まあいいや。

学生の頃あれだけ嫌いだった東京へ旅行へ。(東京なんてぜったい遊びにいかないと言っていた)夜遊びに行った代官山の蔦屋書店で何か買いたいな〜〜とぷらぷら歩きながら、装丁が可愛くて手に取った1冊。

買って大正解な本でした。特に文体が大好き。言葉の使い方、食に対するエッセイの中で平松さんの本がいちばん好み、です。この本を読んだあと、私は母が料理するということについて考えさせられました。おいしいものを、おいしくたべる、というだけでなく、日々料理をして家族にご飯を食べさせるということが、いかに素晴らしいことか。しみじみと実感できる本です。

夜中にジャムを煮る (新潮文庫)

夜中にジャムを煮る (新潮文庫)

 

 

3 私の活力

美人画報 (講談社文庫)

美人画報ハイパー (講談社文庫)

美人画報ワンダー (講談社文庫)

この本に説明がいるか?!いや、いらないだろう!!!とにかく元気がないとき、お風呂でこのシリーズを読むと、どんどん元気になります。なぜだろう・・。女子であることを楽しむ安野先生の姿に元気をもらうのです!!だいぶ昔の本のようですが、そんなことを感じさせない中身。私の活力とも言える3冊。ちなみに、安野先生の食に関するエッセイ食べ物連載 くいいじ (文春文庫) これも全力でおすすめします。

美人画報 (講談社文庫)

美人画報 (講談社文庫)

 

 

4 唯一参考になったビジネス本

 お次は、仕事でもプライベート、社会で生き抜く人に役に立つのでは?と思える

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

書く仕事をしていなくとも、コミュニケーションにおける全てに役立つ、と思います。

もともとほぼ日で連載を読んでいて、そこで気になり購入しました。が!!わたしはこれをキンドルで購入して大変後悔しておりますので、どなたか本でプレゼントしていただけないでしょうか・・・。(突然のおねだり)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

 

 

  5 第二次読書ブーム

もともと幼い頃から読書が好きだったけども、確実にのめりこんだのは、13歳の夏に今はなき地元の書店でこの本を購入したことから。銀色夏生さんはたくさん詩集を出版されていますが、これは小説です。淡々とした日常がけだるい感じで読んでいて心地よい。たまーに読み返す1冊。

ミタカくんと私 (新潮文庫)

ミタカくんと私 (新潮文庫)

 

 

以上、こうやって考えてみると大好きな本はたくさんあるけれど、自分の教科書と思える本はたった5冊しかなかった。その昔、1日に1冊読めたとしても、死ぬまでに、ああ、たった数千冊しか本を読めないんだって愕然としたことがあります。書店員時代たくさんの本に囲まれて働いていたけれど、ここにある本全ては人生をかけても読めないのだと。だからこそ、時間があるときは、たくさん本にふれていたい。

と、私は思うのであります。