ちょっと早いけど1年を振り返って

今年一年はほんとうに早く過ぎ去った。一年前のことを思い出すと、なんだか2~3年前のことのようにも感じる。遠い昔の話のようだ。1月から3月にかけては驚くほど仕事が忙しかった。あんまり「忙しい」という言葉は使いたくないけれど、ほぼ毎週、東京や名古屋に出張に行き、ピリピリする仕事をこなしていた。きっとこの仕事をしていなければ、出会えなかったであろう著名な方々に取材をさせてもらうお仕事。よくやったなあと自分をほめたい。おかげで羽田から23区に出るのが上手になったよ~。ひとりでも行ける~。

春は別れの季節。楽しい職場だったけれど、ここからちょっとずれが生じ始めた。このままでいいのかな?と自問自答することが多くなった。ここ2年くらいずっと期待に応えようとがむしゃらに走ってきたから、もういいんじゃないかと思うことが増えた。もう、ここから、逃げたい、かも、そんな風に感じることも。

もやもやを抱えながら、青葉の季節が過ぎ、夏前に、もしかすると死ぬかもしれない、という覚悟でエジプトへ渡る。目の前にはだかる悠久の歴史を前にして、ああ、私の人生なんてほんの一瞬、風のように通り過ぎ去るのね、と感じる。刺激的な旅だった。家族も、恋人も、よく行くことを許してくれたなあ。エジプトに行くなんてピラミッドを生で見るなんて夢にも思わなかった。人生のきらきらの思い出のひとつになったね。

暑い夏を過ごす。生まれて、生きて、初めての喪失感を味わう。めいちゃんがこの世からいなくなった。今でも思い出すと涙が出る。悲しくて悲しくてやりきれなかった。家に帰ってひとりで、わんわん泣いた。こんなに涙が出るのかと思うような日々を過ごした。生きるのがつらいとおもった。生きる意味がないとも今も思う。母と二人悲しみを分かち合う、それしかできなかった。めいちゃんがいなくなった日、心配した妹がやってきてご飯を作って一緒に食べた。姪っ子が「めいちゃんどこ?」と聞いてくる。多分、この日を忘れない。もう生き物は飼わない、と誓う。喪失感で本当に自分で自分の人生を終わりにしてしまう気がしたので。ちょっと怖かった。

その悲しみを埋めるように、ジムに行き始めた8月。運動不足解消。体を動かすのは楽しい。翌日の筋肉痛もいい感じだ。夏になってももやもやは消えなかった。どうしたらいいか自分でもわからなくなった。私一人の人生のようで、一人の人生ではないように感じていたから余計に。本当はちゃんと整理して動きたかったけれど、珍しく、とりあえず、先に動いてみようと思い、アクションを起こす。

晩夏、秋が始まろうとする頃、よし、「仕事を変えよう」と決めた。いつかはここを離れる運命だった。だとしたら、早い方がいいだろう、と。どこの会社を受けるかすごく迷ったけれど、ひとつピンとくるところがあった。やりたいと思ってたけれど、九州じゃできないと思ってあきらめていたこと。挑戦してみることにした。面接は毎回ドキドキだった。緊張して緊張して、毎回面接前は恋人に泣き言をもらした。で!!12月第1週目。無事に「内定」をいただきました。私は絶対受からないと思ってたけれど、周りの人はみんな受かると思っていたらしく、あんまり驚いてもらえなかったのが残念。(笑)

2018年は新しいことを始めます。いまとは似ているようで、でも、ちょっとだけ違うお仕事。新しい日々になりそうです、どきどきします、うまくいくか分からないけれど、できることからコツコツ頑張ろうと思います。ちょっと早いけれど、この一年を振り返ってみました。とってもとっても濃い一年間でした。

退職についてはまた別で書きたいな〜。あと今年もテーマがあって、それについても。

そして、今年中にやっておきたいこと。それは環境を変えること、でした。

 

今週のお題「今年中にやっておきたいこと」